猪名川町議会 > 2021-03-26 >
令和 3年第404回定例会(第5号 3月26日)

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  1. 猪名川町議会 2021-03-26
    令和 3年第404回定例会(第5号 3月26日)


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    最終取得日: 2023-03-28
    令和 3年第404回定例会(第5号 3月26日)           第404回猪名川町議会定例会会議録(第5号) 令和3年3月26日(金曜日)午前10時 開 議              ───────────────―   1 出席議員(15人)    1番  山 下   修        2番  井 戸 真 樹    3番  古 東 明 子        5番  福 井 和 夫    6番  岡 本 信 司        7番  阪 本 ひろ子    8番  山 田 京 子        9番  加 藤 郁 子   10番  宮 東 豊 一       11番  丸 山   純   12番  中 島 孝 雄       13番  池 上 哲 男   14番  福 井 澄 榮       15番  下 坊 辰 雄   16番  南   初 男 2 欠席議員(1人)    4番  上 林 辰 巳 3 説明のため議場に出席した者  町     長  福 田 長 治     副  町  長  宮 脇   修
     教  育  長  中 西 正 治     企画総務部長   森   昌 弘  地域振興部長   中 元   進     生 活 部 長  真 田 保 典  まちづくり部長  佐々木 規 文     教 育 部 長  曽 野 光 司  消  防  長  奥 田   貢     企画政策課長   和 泉 輝 夫  総 務 課 長  小 山 泰 司 4 職務のため議場に出席した事務局職員  事 務 局 長  岩 谷 智賀子     主     幹  今 中 一 郎  主     査  池 田 知 史                  議事日程(第5号) 日程第1  議案第 3号 令和3年度猪名川町一般会計予算       議案第 4号 令和3年度猪名川町国民健康保険特別会計予算       議案第 5号 令和3年度猪名川町介護保険特別会計予算       議案第 6号 令和3年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算       議案第 7号 令和3年度猪名川町奨学金特別会計予算       議案第 8号 令和3年度猪名川町水道事業会計予算       議案第 9号 令和3年度猪名川町下水道事業会計予算 日程第2  議案第27号 町道路線の認定、変更及び廃止について 日程第3  議案第17号 猪名川町予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する              等の条例の制定について       議案第18号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正について       議案第19号 猪名川町福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について       議案第20号 猪名川町介護保険条例の一部改正について       議案第21号 猪名川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準              を定める条例の一部改正について       議案第22号 猪名川町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介              護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関す              る基準等を定める条例の一部改正について       議案第23号 猪名川町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に              関する基準等を定める条例の一部改正について       議案第24号 猪名川町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及              び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防の              ための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改              正について       議案第25号 猪名川町火災予防条例の一部改正について       議案第28号 猪名川町介護保険条例の一部改正について 日程第4  常任委員会の閉会中の継続調査について 日程第5  議会運営委員会の閉会中の継続調査について              ────────────────               会 議 に 付 し た 事 件 日程第1〜日程第5              ────────────────                 午前10時00分 開議 ○議長(下坊辰雄君) おはようございます。  これより第404回猪名川町議会定例会第5日目の会議を開きます。  会議に入るに先立ち、ご報告をいたします。  上林辰巳君から、所用のため本日欠席との通告がありましたので報告します。  次に、お願いを申し上げます。  このたびの新型コロナ感染症の感染予防と拡大防止のため、説明、質疑及び答弁は簡潔、明瞭、的確に行い、時間短縮に取り組みたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いをいたします。また、演壇にアクリル板を設置して感染予防と拡大防止に努めておりますが、飛沫等を可能な限り抑えるためにも、マスク着用の取り組みを徹底し、大きな声での発言を願います。  なお、傍聴者の皆様にあらかじめ申し上げます。傍聴人につきましては、猪名川町議会傍聴規則の規定により、傍聴人は、傍聴席において写真等を撮影し、または録音等をしてはならない。また、傍聴席において発言すること、拍手その他の方法により、公然と可否を表明すること、また、携帯電話の使用等は禁止されておりますので、ご留意を願います。              ──────────────── ○議長(下坊辰雄君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議日程は、お手元へ配付している日程表のとおりでございます。ご了承願います。  これより本日の日程に入ります。              ──────────────── ◎日程第1 議案第3号〜議案第9号 ○議長(下坊辰雄君) 日程第1 議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算、議案第4号 令和3年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第5号 令和3年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第6号 令和3年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第7号 令和3年度猪名川町奨学金特別会計予算、議案第8号 令和3年度猪名川町水道事業会計予算、議案第9号 令和3年度猪名川町下水道事業会計予算、以上7議案を一括して議題といたします。  本案は、去る2月の24日の会議において、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託されましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されておりますので、お手元へ配付しております。  初めに、総務建設常任委員長の報告を求めます。  総務建設常任委員長。 ○総務建設常任委員長(丸山 純君) それでは、総務建設常任委員会の委員長報告をいたします。  総務建設常任委員会は、去る3月8日、9日及び11日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算のうち関係部分、議案第8号 令和3年度猪名川町水道事業会計予算、議案第9号 令和3年度猪名川町下水道事業会計予算の3議案について審査いたしました。その審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告します。  初めに、議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算のうち、関係部分についてであります。  まず、企画総務部税務課の所管部分についてであります。まず、純粋に毎月窓口に納めに来る人は何%ぐらいあるのかとの質疑に対して、町税全体にいわゆる窓口収納は40.2%、金額にして17億3,462万9,000円になるとの答弁がありました。  次に、4月以降に導入するスマホ決済の内容はとの質疑に対して、対応アプリは、PayPay、LINE Pay、PayB、支払秘書であるとの答弁がありました。  次に、企画総務部の所管部分のうち、税務課関係部分を除く歳入についてであります。  まず、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で、今までの交付総額は幾らかとの質疑に対して、国の第3次補正予算において、地方単独の上限が示されたことで、今までの合計6億49万6,000円が交付上限額となっているとの答弁がありました。  次に、予算編成にあたっての基本方針で、町有資産の有効活用などを積極的に検討するとあったが、日生二次用地における誘致の状況やその他の活用法はとの質疑に対して、日生二次用地は、文教拠点地区として、従来から高等教育機関の誘致に向けた取り組みを進めており、今後も取り組みを進めていく。また、内容によっては、期間限定で使うことは可能と考えているとの答弁がありました。  次に、コロナ禍で経済情勢が悪化しているが、ホームページの広告収入の見込みはとの質疑に対して、直営で広告主を探しながら広告収入を確保している。ここ数年の決算ベースでは増加傾向にあり、令和3年度の収入は2年度と同額の120万を見込んでいるとの答弁がありました。  次に、企画総務部総務課の所管部分についてであります。  まず、タイムレコーダーの現状は、また、新たに6施設にいつ頃設置するのかとの質疑に対して、総務課で一括把握するデータで各課長が課員の記録漏れを含め、勤務時間の把握に努めている。また、出先機関6施設については、8月1日から設置していくとの答弁がありました。  次に、新型コロナウイルスで派遣研修が受けられない場合、庁舎内で講師を呼んでするのかとの質疑に対して、現在のところ、派遣研修がどの程度研修所で実施されるのか分からないが、再開されれば派遣する。また、庁舎内での研修はメニューを決めており、順次実施していくとの答弁がありました。  次に、企画総務部企画政策課の所管部分についてであります。  まず、恋人の聖地モニュメントの設置など、地域活性化プロジェクト負担金の内容はとの質疑に対して、平成31年4月に、プロポーズにふさわしいロマンチックなスポットとして大野アルプスランドが恋人の聖地に選定され、選定法人のNPO法人地域活性化支援センターによる恋人の聖地プロジェクトへの参画を行うための負担金となっている。なお、このプロジェクトでは、現在、全国に138か所、県内に6か所ある恋人の聖地が相互に連携した取り組みを行うことで地域の活性化や婚姻に向けた機運を高めるなど、将来的な少子化対策につなげていくことを主な目的にしていると答弁がありました。  次に、県と共同で実施する移住支援の具体的な内容は、また、それ以外で転入者への支援策はとの質疑に対して、県との共同実施で東京23区からの転入者や起業者を県内に呼び込む事業となる。「ひょうごで働こう!マッチングサイト」に登録する事業所で働く町内居住者にその世帯の人数等に合わせて補助金を交付するもので、1世帯分を予算化している。また、町独自では、産業拠点地区での取り組みを契機に、企業立地の支援策として、雇用主や転入者に一定の金額を支給する制度や県の補助制度で市街化調整区域への転入時に住宅リフォームに係る費用の一部を助成するといった制度周知に努めているとの答弁がありました。  次に、広報事業で新たに導入するLINEのセキュリティー対応は、トップページのリニューアルなどホームページのシステム改修の内容は、また、本町の観光名所の1つである屏風岩の今後の取扱いはとの質疑に対して、LINE導入に係るセキュリティーについては、職員用業務端末とは切り離した形で完全に情報発信できるように進めていく。ホームページのリニューアルについては、より分かりやすい情報発信ができ、また、来訪者が探している情報をホームページより端的に見つけられる構成に変えていく。それに付随する掲載情報等については、より見やすい形に整理をし、まち全体のプロモーションの強化につなげていく。屏風岩については、周囲が民有地であることから、観光名所としての活用は今すぐには難しいが、安全に見学してもらえるよう、今後とも考えていきたいとの答弁がありました。  次に、現在、議事録が公開されている会議については、今後、AIを使って議事録を作成していくのかとの質疑に対して、現在の会議録作成に係る一連の作業において、事務の非効率性を改善するため、AIの技術を活用しテープ起こしを行う。この仕組みを使って作成する議事録については、今後各所管などの協議によるとの答弁がありました。  次に、企画総務部生活安全課の所管部分についてであります。  まず、新型コロナウイルスの集団接種でイナホール、六瀬住民センター、日生公民館の3会場に必要な医師、看護師を配置できるのかとの質疑に対して、現在、川西医師会の猪名川町の医師と協議をし、医師のシフトを検討している。当初予定していた医師による接種が難しく、看護師接種に切り替えての対応を検討している。ワクチンの供給がどのタイミングでどれだけ来るのかということが分からないなど、開始時期もはっきりしない中で、複数の接種会場で同時実施はしない形で医師が確保できるようにシフトを考えているとの答弁がありました。  次に、コロナ禍で感染症を見越した避難所の対策は、また、ワクチンの集団接種で耳が聞こえにくい方等の対応はとの質疑に対して、避難所の運営マニュアルを作成し、令和2年度も間仕切りの組立てや受付など、職員研修等を実施している。また、耳の不自由な方への対応については、ワクチン接種会場に一定数配置する職員で対応し、福祉課とも相談しながら情報提供等の方法についても考えていくとの答弁がありました。  次に、犯罪被害者等支援事業の内容はとの質疑に対して、これまで相談件数はゼロだが、家事支援、一時保育の利用、転居、家賃の支払いなど、被害に遭われた状況等により一定額の補助をするもの。1人分の予算を計上しているが、複数の方が被害に見舞われた場合は予算を確保し、補助をしていくとの答弁がありました。  次に、地域振興部農業環境課の所管部分についてであります。  まず、新規就農確保事業の状況と今後の考え方は、収益確保はできているのか、また、学校給食の地産地消に結びつけられないかとの質疑に対して、認定新規就農者の状況は、新年度に認定予定の3名を含め8名となっており、経営状況が苦しいといった声は聞いていない。引き続き制度の周知や支援により、新規就農者の増に努めていく。また、学校給食の地産地消化については、新規就農者を含めた農業者に対して補助金を出しながら安定的に出荷してもらえる環境を整備していきたいとの答弁がありました。  次に、ごみ減量化対策で食品ロスへの取り組みは、また、ごみ出し支援の在り方の検討状況はとの質疑に対して、食品ロスへの取り組みについては、全県的なフードドライブの推進ネットワークに参加して県下の取り組み状況など情報収集に努めている。また、ごみ出し支援については、ごみステーションの当番の負担を少しでも軽減できる方策がないか、庁内関係課とも協議を進めている。コロナ禍のため、時期も含め、地域の声も聞きながら進めていきたいとの答弁がありました。  次に、ペレットストーブ等購入助成金で何台購入されたのか。ペレットの製造状況は。また、放置された山林で一定の高さを設けて更新伐採をするなど、早急な対策が必要と考えるが、今後の展望はとの質疑に対して、これまで、ペレットストーブが10台、まきストーブが19台納入されている。ペレットは年間20トン前後製造し、在庫切れのないよう運営している。また、山林は個人の所有物になるが、町森林組合と連携しながら、でき得る支援を考えていきたいとの答弁がありました。  次に、地域振興部地域交流課の所管部分についてであります。  まず、コミュニティ推進事業で中止される事業やイベントは。スタンプラリーに関する経費が計上されていないのは。また、学校プール開放はこの先廃止になるのかとの質疑に対して、新型コロナ感染症対策で中止になった事業は、地域リーダー養成研修である。また、スタンプラリーの対象事業のうち、ほたるの夕べや健康福祉まつりなどの事業が中止されることから、スタンプラリーの予算は計上されていない。また、学校プール開放について、昨今猛暑日が続き、今後も予想されることから、PTAや学校と協議を重ね、子どもの安全性を第一に考え、廃止となった。再度実施するということは考えていないとの答弁がありました。  次に、まちづくり部建設課の所管部分についてであります。  まず、近年大雨災害が増え、河川の維持管理が厳しくなっているが、町の河川維持管理の方針はとの質疑に対して、町は平成22年10月に普通河川安全方針を定め、家屋に隣接して影響が出そうなところは事前に対策を実施し、おおむね終わっており、日常管理の中でしゅんせつの必要性について確認していきたいとの答弁がありました。  次に、町道の街路樹の管理について計画を進めているのか、その最終形は、また、公園でマルシェなどをして公園をにぎわいの場や地域の方が集う場という感じで使えないかとの質疑に対して、街路樹が支障になって道路照明灯が暗いところは、地元自治会と調整し、街路樹を伐採している。最終形については、街路樹が大きくなって、舗装など道路構造物を傷めて、その修繕費用がかかることから、自治会や住民と意見交換しながら、今後の街路樹の在り方について検討していく。また、公園でマルシェをして、地域の活性化やコミュニティを図りたいといった計画があれば、地域との意見交換など協議を進めていきたいとの答弁がありました。  次に、まちづくり部都市政策課の所管部分についてであります。  まず、本年7月からデマンド交通の有償実験が始まるが、よく利用される人の定期券や回数券、小児運賃の設定なども検討されているのかとの質疑に対して、運賃の妥当性や割引制度の必要性については、デマンド交通の需要と運行経費、利用者意見、行政負担の妥当性などを含め総合的に考えるとともに、持続的な運営を行うため、必要な評価指標を設けて検証していくとの答弁がありました。  次に、都市計画マスタープラン等策定業務で、市街化調整区域の見直し内容はとの質疑に対して、市街化を促進しない範囲で地域の活性化に資するものは開発を認めていくことを土地利用計画に定めておくことで、各事業活動の中で地域利用計画を合致するものは開発許可が可能となる。近年の猪名川町を取り巻く状況や新名神高速道路を踏まえた町の将来の活性化に向け、市街化調整区域に必要な考え方をこの土地利用計画に示していくとの答弁がありました。  次に、空き家バンクの現在の登録状況は。今年度農地バンクができているが、農業をしたい人から農地と空き家がセットであったらいいという声や他市でもそういう制度があると聞くが、農地とセットで提携する考えはとの質疑に対して、現在、空き家バンクとして登録されている家の物件はゼロ件である。空き家バンクを利用せずに市場流通が行われているが、空き家バンクに登録することでポイントが付与される国の新たな制度を情報発信して活性化していきたい。また、農地バンクとの連携について、空き家バンクの登録が市街化調整区域で進んでいない理由として、建物の条件によっては、誰でも住むことができない住宅があるなど、農地と住宅をセットで進めていくには課題がある。そういった相談があれば、制度を十分説明し、家の取得と農業振興が連携できればと考えているとの答弁がありました。  議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算については、予算修正動議が提出され、農業費のうち、道の駅整備事業に伴う経費を減額するため、予算の一部を減額する修正案の説明がありました。  採決に先立つ討論では、まず、修正案に反対討論として、令和2年度の予算で議決されている案件であり、その中に付随したPFI事業選定委員会の報酬や町有地になる土地の草刈りといった維持管理費が計上されており、必要な経費であることから、これを削除する修正案には反対するとの討論がありました。
     次に、修正案に賛成討論として、用地購入費は可決されているが、事業内容が大幅に変更されたにもかかわらず、説明会を行わないとした執行者の姿勢は看過できるものではなく、移転の是非以前の問題。現在の社会状況下で、このような施策は進めるべきではないことから、これらを削除する修正案に賛成であるとの討論がありました。  その後、採決を行い、予算修正動議は賛否が同数となったため、委員長裁決により否決、原案について賛否が同数となったため、委員長裁決により可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号 令和3年度猪名川町水道事業会計予算についてであります。  北部施設の統廃合計画の内容や住民への説明はとの質疑に対して、平成31年3月に水道事業の経営戦略を策定し、統廃合する場合としない場合の費用比較をし、統廃合するほうが20年間のランニングコストを含め3億2,000万円ほど軽減できることを示している。統廃合計画については、町ホームページに公開しており、実施に向けて、地元住民にPRや説明をしていくとの答弁がありました。  次に、議案第9号 令和3年度猪名川町下水道事業会計予算についてであります。  つつじが丘の調整池に土が入って木が生えているが、除草など清掃は定期的に行われているのかとの質疑に対して、調整池を造るときから、幾らか土砂が堆積するという見込みを持って造っており、たまる容量や排水に支障が起きるといった、調整池機能に支障がないことから、今のところ、調整池の中の清掃予定はないとの答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。 ○議長(下坊辰雄君) 次に、生活文教常任委員長の報告を求めます。  生活文教常任委員長。 ○生活文教常任委員長(加藤郁子君) それでは、生活文教常任委員会の委員長報告をいたします。  生活文教常任委員会は、去る3月12日、15日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算のうち関係部分、議案第4号 令和3年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第5号 令和3年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第6号 令和3年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第7号 令和3年度猪名川町奨学金特別会計予算の5議案について審査しました。その審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告いたします。  初めに、議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算のうち、関係部分についてであります。  まず、消防本部の所管部分についてであります。  高機能指令システムのメリット、デメリットはとの質疑に対して、従来は本町の全ての救急車が出動した場合に、依頼により応援出動する体制であったが、平成27年度からは、本町に出動可能な救急車があっても、市町境界付近で他市の救急車が早く着く場合は、指令システムによって自動的に他市の救急車が出動する仕組みになっているため、到着時間が約7分間短縮されている。建物火災は、当初から他市の消防隊が自動的に1台出動する仕組みとなっており、消防力の増強が迅速にできているとの答弁がありました。  次に、高機能指令システムの機器更新にあたり、業務の切れ目は生じないのか、また、更新により何ができるようになるのかとの質疑に対して、今現在使用している指令システムの設置場所は、宝塚市の4階にあるが、一時的に別の部屋に移している間に同じ場所に構築するため、切れ目なく119番の指令業務は続けていくことができる。内容に大きな違いはないが、システムが新しくバージョンアップされ、位置情報やコンピューターの性能は上がっているため、今よりも早く指令業務ができるようになるとの答弁がありました。  次に、消防学校の研修に係る負担金が昨年度の倍の予算となっている理由はとの質疑に対して、来年度は救命救急士を新規に1名派遣するため増額しているとの答弁がありました。  次に、生活部の歳入についてであります。  まず、陰圧の関係の補助金は何に対する補助金かとの質疑に対して、部屋の空気の圧力を減らすことで菌を外に漏えいさせない陰圧装置や換気設備を設置する施設に対する補助金であるとの答弁がありました。  次に、普通財産貸付収入の内容はとの質疑に対して、福祉課分は社会福祉法人あかねに対して、伏見台1丁目の土地を平成31年3月1日から50年間、月額75万円で貸し付けている。こども課分は、こどもの家に対して、平成25年8月1日から30年間貸し付けているもので年額払いであるとの答弁がありました。  次に、生活部住民課の所管部分についてであります。  まず、がん検診で新たに胃内視鏡検査が導入されるのか。また、いつからかとの質疑に対して、平成28年度のがん検診指針の見直しにより、胃内視鏡検査を導入することとされたことから、医師会と協議を進め、令和4年度から個別医療機関での実施を想定しており、令和3年度はその準備費用を負担するものである。胃内視鏡検査は、50歳以上が対象で、40歳以上、50歳未満の方は、引き続きバリウム検査を実施する。また、胃内視鏡検査になじまない集団検診においては、今後もバリウム検査を実施することになるとの答弁がありました。  次に、妊産婦の支援では、同じ人がサポートするほうが安心すると思うが、現状はとの質疑に対し、子育て世代包括支援センターとして、保健センターに助産師が1名配置されており、妊娠届時から面談や様々な支援を行っている。出産後は、助産師会に委託した訪問事業に展開していくが、子どもの成長に合わせて、母親の不安や悩みの質も変化するため、地区担当保健師が相談に乗ったり、検診時に顔合わせをしたりという形で同じ者が担当する体制を整えているとの答弁がありました。  次に、生活部福祉課の所管部分についてであります。  まず、性多様性相談業務の相談体制は。また、児童生徒への周知方法を考えているかとの質疑に対して、相談員は1人で、相談日は毎月1回設けて対応していく。本年4月から、阪神間全てにおいてパートナーシップ制度が導入されていることから、阪神間で記者会見を予定しているほか、町内に対するPRは、広報やポスター等の掲示を考えている。小・中学校の啓発は、今後検討していくとの答弁がありました。  次に、障害者外出支援事業補助金について、タクシー助成券のチケット利用方法と利用範囲はとの質疑に対して、コロナ禍で家に籠もりがちな障がいのある方の外出支援として新たに制度化をしたもので、高齢者の免許返納制度を活用して、1枚1,000円のタクシー券を12枚交付する。タクシー券を使用する事業所は現在6社で、そのうち3社は車椅子対応の介護タクシーもあり、障がいのある方も安心して外出してもらえると考えているとの答弁がありました。  次に、生活保護者を対象とした成年後見人等報酬等助成について、生活保護者は生活保護費で出ないのかとの質疑に対して、後見人がつく場合、裁判所が後見人に対して報酬額を決めるが、生活保護者や資力が十分でない人は報酬費が足りない場合がある。報酬はその生活保護の支給対象ではないことから、その費用を補填するものであるとの答弁がありました。  次に、生活部こども課の所管部分についてであります。  まず、記念品作成委託料前年度精算金は、子どもが生まれたときの記念写真の事業を見直すのかとの質疑に対して、お誕生メモリアルフォト事業は、令和3年3月をもって終了となり、今年度から始めているママパパありがとう事業に組み替えていきたいと考えているとの答弁がありました。  次に、本年はほたるの夕べを中止するとのことだが、ほかに見直した事業はあるかとの質疑に対して、青少年パトロールに関して、最近は夜間に子どもが出歩かなくなってきたため夜間のパトロールは廃止したが、防犯メールで不審者情報があればパトロールは行うため、予算は残しているとの答弁がありました。  次に、教育委員会の歳入についてであります。  まず、埋蔵文化財緊急調査費補助金、歴史活き活き史跡等総合活用整備事業費補助金及び文化財保存整備費等補助金の内容はとの質疑に対して、埋蔵文化財緊急調査費補助金は、町内の文化財の分布調査及び開発に伴う確認調査に対する、国2分の1、県4分の1の補助である。歴史活き活き史跡等総合活用整備事業費補助金は、多田銀銅山の保存活用計画及び整備基本計画に基づき、金山彦神社の金網設置や境内の樹木伐採などに対する、国2分の1、県4分の1の補助である。文化財保存整備費等補助金は、この2つの補助の県4分の1の負担であるとの答弁がありました。  次に、プロから学ぶ創造力育成事業補助金の内容はとの質疑に対して、キャリア教育に関わる県の事業で、県内の企業や専門家など、その道のプロに学校で講義してもらう事業で、県から2分の1の補助を受けて実施するもの。県の割当てがあり、町内の3中学校は3年に一度の割合で各1校ずつ実施となるとの答弁がありました。  次に、教育委員会教育振興課の所管部分についてであります。  まず、ふるさと館の駐車場整備委託料が計上されているが、今後、利用者から使用料を徴収する考えはとの質疑に対して、ふるさと館が満車になるのは、7月から9月の前半という限られた期間であることから、今のところ有料化は考えていない。今後このような状況が年間を通じて続くことになれば検討していくとの答弁がありました。  次に、中学校再編事業で、石碑の撤去を行うとのことだが、移設するのかとの質疑に対して、基本的に石碑は処分を考えている。中谷、六瀬両校とも伝統のある学校だが、歴史伝統を感じられる全ての物品を残して保存するのは難しい。石碑や大きな壁画などは動画で撮影するなどして保存していきたいと考えているとの答弁がありました。  次に、自動車購入費3,742万4,000円で3台分とのことだが、町の所有か、また、運転手も町で確保して運行するのかとの質疑に対して、スクールバス3台を購入予定で、所有は町で、運行は、現在の幼稚園バスと同様に業務委託に出すことを考えているとの答弁がありました。  次に、教育委員会学校教育課の所管部分についてであります。  まず、学校、園で体調不良者が出たときに病院等へ送迎するためのタクシーチケット利用数とタクシー以外での管理職が緊急時に送迎する事例の件数はとの質疑に対して、令和2年度は小学校が1件、中学校が5件で、例年より少ない数となっている。これはコロナ禍で小・中学校の運動会が実施されなかったことや、感染に気をつけて生活することでけがが少なかったと考えている。また、管理職等による児童生徒の搬送は教育委員会として乗せないよう強く指導しているため、事例は聞いていないとの答弁がありました。  次に、教職員の働き方改革により、長時間の時間外労働などの問題は改善されているのかとの質疑に対して、教職員の働き方改革については、ここ数年で時間外の留守番電話対応や会議等を短くするためのペーパーレス化に取り組み、また、定時退勤日も定着している。今年度は、コロナ禍により4月、5月の臨時休校や緊急事態宣言などの影響もあり、超勤時間は減ってきているとの答弁がありました。  次に、プログラミングや英語教育の導入など、多忙となった先生に対する負担軽減対策はとの質疑に対して、プログラミング教育をするとき、プログラミング学習の研修をしている情報教育指導補助員が先生と事前に打合せをしたり、実際に授業補助を行うことで負担を軽減している。英語教育もALTの派遣や県の英語専科の加配により、先生の負担を軽減しているとの答弁がありました。  次に、議案第4号 令和3年度猪名川町国民健康保険特別会計予算についてであります。  まず、マイナンバーカードが保険証の機能を果たすのはいつからかとの質疑に対して、マイナンバーカードが被保険者証として使える体制は令和3年3月から始まっており、各病院で読み込むための機械を設置すれば運用開始できると聞いているとの答弁がありました。  次に、今後、県への納付金の増加などが見込まれているが、10億円を超えた基金の活用予定はとの質疑に対して、令和元年度は前年度繰越金が多かったが、令和2年度は1億円程度の基金を取り崩すことになる。今後徐々に基金を取り崩しながら、現在の保険料をしばらく保持できると考えている。基金の活用としては、健康維持を目的とした人間ドックの助成を拡充する。今後も国民健康保険運営協議会とも協議しながら決めていきたいとの答弁がありました。  次に、議案第5号 令和3年度猪名川町介護保険特別会計予算についてであります。  まず、脳の健康教室でこれまで町が負担していた教材費を自己負担に見直した理由はとの質疑に対して、現在は3教室だが、もっと教室を増やしたいという希望がある中で、今まで事務費やサポーター費などは自己負担としていたが、長く続けていくには、町が負担し、個人の教材費は自己負担するよう、負担の在り方を見直したものであるとの答弁がありました。  次に、介護保険料の今後の動向はとの質疑に対して、兵庫県下でも、前回に比べて保険料額は上がってきており、町においても見える化システムで計算した結果、3年後も上がるという計算が現時点で出ていることから、今後の高齢化とともに上がっていくことは確実であるとの答弁がありました。  次に、議案第7号 令和3年度猪名川町奨学金特別会計予算についてであります。  まず、予算額が前年度と比べて大幅に増えているが、対象者の人数は増えているのか、また、コロナと関係があるのかとの質疑に対して、少子化により対象となる高校生と大学生の人数は若干減っているが、貸付件数は増加しており、啓発による奨学金制度の周知により利用者が増えていると考えている。また、コロナで収入が減ったという話は聞いていないとの答弁がありました。  次に、貸付金元金収入が前年度比90万円の減額となっているが、これは返済計画により算出されたのかとの質疑に対して、これまでの実施や貸付実績による見込額を計上している。正確には、12月に現況届で翌年度の返済計画を提出してもらう段階で初めて次年度の元金収入額が分かるとの答弁がありました。  次に、一般会計から繰入れにより、年度末の基金残高の見込みはとの質疑に対して、今年度の補正予算における一般会計からの繰入金3,800万円と来年度の1,200万円の繰入れを行うため、これまでと同様の貸付金とすると、来年度末には約5,000万円の基金残額になると考えているとの答弁がありました。  なお、議案第6号 令和3年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算についての質疑はありませんでした。  次に、討論についてであります。  議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算のうち、関係部分についての反対討論として、第1に、猪名川町福祉金条例の廃止の撤回に伴い、必要な予算上の措置が取られていないこと。第2に、現行の障がい者(児)福祉計画に位置づけていた児童発達支援センター整備に対する町の主体的な姿勢が見えないこと。第3に、既存制度の見直しに対する十分な説明がされなかったこと。以上のことから反対であるとの討論がありました。  次に、賛成討論として、各款項目にあたり、十分な説明を受け、慎重審議してきた結果、妥当にして適正なる予算構築であると判断し、コロナ禍であるからこそ予算を適切に執行していただくことを強く要望し賛成するとの討論がありました。  その後、採決を行い、議案第3号については賛成多数により、その他4議案については、いずれも全会一致で別紙委員会審査報告書のとおり、可決すべきものと決しました。  以上で生活文教常任委員会の委員長報告といたします。 ○議長(下坊辰雄君) 委員長報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) それでは、質疑は終結します。  この際、申し上げます。議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算に対しまして、福井澄榮君、岡本信司君、山下修君、山田京子君の連名で、お手元に配付しておりますとおり、修正案の動議が提出されております。提出者からの簡潔な説明を求めます。  福井君。 ○14番(福井澄榮君) それでは、私から修正動議の説明を申し上げます。  議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算に対する修正動議について、上記の動議を地方自治法第115条の3及び猪名川町議会会議規則第17条第2項の規定により、別紙の修正案を添えて提出いたします。令和3年3月26日、発議者は猪名川町議会議員、福井澄榮、岡本信司、山下修、山田京子、以上4名です。  修正は、第1表、歳出予算、5款第1項農業費のうち、道の駅整備事業費291万5,000円を削除、所要の修正をするものであります。  修正案を順次説明いたします。別紙をご覧ください。  議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算の一部を次のように修正します。  第1条第1項中107億2,500万円を107億2,208万5,000円に改める。歳入につきましては、19款繰入金、1項基金繰入金7億7,297万円を7億7,005万5,000円に、したがって、19款繰入金の予算額7億7,297万円を7億7,005万5,000円に、歳入合計107億7,250万円を107億2,208万5,000円に改め、歳出につきましては、5款1項農業費2億4,044万2,000円を2億3,752万7,000円に、したがって、5款農林水産業費の予算額2億4,988万4,000円を2億4,696万9,000円に、歳出合計、予算額107億2,500万円を107億2,200万5,000円に改めます。  なお、この予算額の修正に伴う予算説明書の修正は参考に記載したとおりでございますので、お目通しをいただきますようお願いいたします。  提案理由を申し上げます。  今般、道の駅移転整備事業が大幅に見直されました。新たな事業内容の必要性やリスク部分が住民にきっちりと伝わっていない状況にあります。当該移転整備事業に反対する立場から、農業費のうち、道の駅整備事業に伴う経費を減額するため、予算の一部を修正しようとするものであります。  最後に、私たち議会は、住民からお預かりしている大事な大切な公金を無駄に使わないようチェックする責任があります。何とぞご審議の上、議員諸氏、適切なご決定を賜りますようお願い申し上げます。以上です。 ○議長(下坊辰雄君) 説明は終わりました。  これより本修正案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  宮東君。 ○10番(宮東豊一君) 1つだけ確認をさせていただきたいと思います。  この修正案、3月9日の総務建設常任委員会で出されております。また、そのときと全く同じ内容で出されてきたのでちょっと驚いてるんですけれども、常任委員会で出されて、結果は、委員長報告のとおり、否決をされております。それを本会議場でまた再び出されるというのは、これはごく普通のことでいいことだと思います。  ところが、今回は大変レアなケースでありまして、この会期中に状況が変わっております。3月9日の時点では、土地の登記、購入に関しましては、まだ不透明ではありましたが、3月12日に定例会を開き、土地の購入が可決、承認をされております。その後、スムーズに契約等が進みまして、登記、購入とも現時点では完了しておるわけであります。町有地になった今、維持管理費用は絶対に必要と考えるんですけれども、これを削るということは町有地の維持管理をしなくてもいいというようなことになろうかと思うんですが、その辺はどのようにお考えなのか、ここだけ確認させてください。 ○議長(下坊辰雄君) 福井君。 ○14番(福井澄榮君) 私どもは、一貫して道の駅移転反対しておりますので、したがって、その管理費用も不要と、こう考えております。ですから、修正動議をしたわけでございますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(下坊辰雄君) ほかに質疑はありませんか。  中島君。 ○12番(中島孝雄君) この修正動議提出者に若干質疑をいたします。  今、議員から質問がありまして、その答えとして、一貫してこの移転に反対しているから、この整備事業には修正をするんだということですけど、ちょっとルールの取り違えがあるんじゃないのかなと思うんです。もう3月に、去年の3月に、この土地を買うということがもう賛成多数で認められておるんです。その中で、私はずっとこれを反対してきたとおっしゃるのかもしれませんけども、議会として、これは是としたわけです。その中でコロナ禍などがあり、購入が非常に遅れてまいりました。しかし、これ、このまま期内に、この3月以内に買わないと繰越しにすんのか、飛んでしまうのか、それこそ議会から通したものに関してどないなってんねんと、なぜ執行できないんだという立場にあるわけです、我々は。  そこのところ、私はこれに反対してきたから、この土地の整備にも反対するというのはちょっと通らないんじゃないのかなと思うので、討論になってもいけませんので、質問として、この町有地になってしまった、これに反対するということは、町有地の整備そのものも全部反対されるんですか。ここは、非常に県道沿いでもありますし、景観も非常に悪くなります。そのことをむしろこのまま景観的にも整備するべきであると言われる立場にある議員が、どうしてここの土地だけが駄目、私が一貫して否定しているからというのは、全く答弁の理由にはならないと私は思いますが、どうでしょう、お考えをお聞きしたい。 ○議長(下坊辰雄君) 福井君。 ○14番(福井澄榮君) 先ほども宮東議員の質問に対してお答えしたとおりであります。(「意味が違うやんな」と呼ぶ者あり) ○議長(下坊辰雄君) それでは、質疑はほかにありませんか。  質疑は終結します。  これより討論に入ります。  討論は、原案及び修正案に対して一括して行います。  まず、修正案について、討論を行います。  修正案に反対者の発言を許します。  宮東君。 ○10番(宮東豊一君) 私は、この議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算に対する修正動議について、反対の立場で討論をいたします。  今会期中にも2度討論をいたしましたけれども、これも令和2年度の予算で議決をされている案件で、PFI事業者選定委員会の報酬であったり、町有地になる土地の草刈り等の維持管理費が計上されているものです。土地の購入に関しましては、複数いらっしゃる契約者のお一人が今議会開会前にお亡くなりになり、土地の購入の同意案件は一時取下げになりました。しかしながら、その後、相続、名義変更がスムーズになされ、3月12日に定例会を開会し、再上程された土地購入に関する同意案件を可決、承認しております。そして、登記も購入も完了したところであります。  町有地となった今、草刈りなどの維持管理費用は当然必要になってくることから、これを削除することには反対するものであります。  また、先ほど中島議員からもありましたが、道の駅移転に反対されるのは、それを訴えて選挙に当選をされてこられている議員なので、大いにやっていただければいいと思います。しかしながら、議決されたことがあたかもなかったかのような言動はやめていただきたい。そして、猪名川町議会一丸となって取り組んでいきたいという気持ちからも、この修正案には反対といたします。議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
    ○議長(下坊辰雄君) 次に、修正案に賛成者の発言を許します。  山下君。 ○1番(山下 修君) 議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算に対する修正動議について、賛成の立場で討論を行います。  令和3年度の猪名川町一般会計予算を数日間にわたり審議をしてきましたが、かねてより問題提起しておりました、猪名川町の基幹産業である農業の生産現場支援策が十分に盛り込まれた予算書とは言えません。猪名川町の農業は大変高齢化しており、後を継ぐ人もなく、耕作放棄地が増え始めています。そして、気候変動により激しくなる気象状況の中で、新たな投資をして新規参入しようとする若者も見当たりません。ここ数年の町内での新規就農者は数名程度しかありません。  今、農業の分野は大変な岐路に立たされています。生産現場に人がいないのです。農業の振興を図るのであれば、ITの駆使や農業ドームという新しい技術の導入支援、法面などの草刈りボランティア支援……(「そんなん分かっとる」と呼ぶ者あり)農業法人化や経営サポート、さらには里山整備やら治水事業など、やるべきことは山ほどあります。どんどん生産現場への支援策を打つべきです。その様子を見て、やってみようという就農者が増えるのではないでしょうか。  そして、それらが実るには、一定程度の年数が必要です。拡大された道の駅は、生産物がどんどん出てくる頃に間に合えばいいのではないでしょうか。少なくとも生産部門の増強と販売部門の整備は同時並行で進むべきです。令和3年度猪名川町一般会計予算には、販売部門増強である道の駅整備事業しか予算計上されていません。猪名川町の農業を振興させるためには、生産部門の改革案も描くべきです。しかしながら、今回の予算計画にはそれらが描かれていません。  以上の理由から、私は今回の修正動議に賛成いたします。皆さんの良識あるご判断をお願いいたします。以上で私の賛成討論を終わります。 ○議長(下坊辰雄君) 次に、原案について討論を行います。  原案に反対者の発言を許します。  山田君。 ○8番(山田京子君) 議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算に対し、反対の立場から討論いたします。  予算に反対する理由は多々ありますが、まず最初に申し上げますと、優柔不断な予算編成だったのではないでしょうか。例に挙げますと、定例会初日、議会開会前に急遽開かれた議会運営委員会における福祉金条例廃止議案の撤回です。この廃止の撤回に伴い、本予算には福祉金が計上されておらず、その指摘に対し、行政からは、通常6月議会ではあまり補正はしないため、福祉金支給日に間に合う9月で補正対応したい旨の申出がありました。  そもそも予算編成段階で福祉金廃止を決定し、予算計上していなかったものを直前になって廃止を撤回すること自体が通常ではないことであり、6月はあまり補正をしないとの理由を述べられること自体、理解し難く、指摘を真摯に受け止めるべきであったと考えます。  また、敬老祝金を3万円から1万円へ減額する理由については、財政的なものではなく、近隣自治体と照らし合わせ、同等にするとの理由は説得力がなく、本町の独自性が感じられません。  住民が求めているのは、道の駅移転計画のような無計画な計画ではなく、温かみのある、生活に密着した施策です。ましてや、これまでの議会答弁を覆してまで移転先用地を購入するなど、このところ、怪誕不経な行政運営が続いているように感じ、看過できるものではありません。ぜひ議員各位の良識あるご判断をお願い申し上げ、反対の立場からの討論とさせていただきます。 ○議長(下坊辰雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  中島君。 ○12番(中島孝雄君) 議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計歳入歳出予算について、賛成の立場から討論をいたします。  各款項目にわたり付託された常任委員会での説明を受け、慎重に審議をしてまいりました。その結果、妥当にして適正なる予算構築であると判断をいたします。  世界中が新型ウイルス感染の対応に窮する中で、このコロナ禍であるからこそ、医療、介護、子育てなどの福祉施策や教育の支援、行政事務事業を停滞させることなく適切に執行し、前に進めることを切望し、賛成の討論といたします。 ○議長(下坊辰雄君) 次に、原案に反対者の発言を許します。  岡本君。 ○6番(岡本信司君) 議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算について、反対の立場から討論します。  今回の予算は、コロナ禍で苦しむ住民に対し、弱者を切り捨て、また、丁寧な説明も行われていない、理解し難く、非常に冷たい予算となっています。  第1に、議案第26号 猪名川町福祉金条例の廃止の撤回に伴い、当該条例に対応して必要な予算上の措置がとられていないことであります。安易に議会に上程し撤回するのは、議会を軽視した動きだと考えます。予算を伴う条例に対応して、地方自治体は支出義務を負うものであり、それを担保する財政的裏づけがなければ、地方自治体の計画的で健全な行財政運営が阻害されます。本予算は異例の状態であることは明らかであります。  第2に、現行の障がい者(児)福祉計画において、国の児童福祉支援センターを市町村に少なくとも1か所設置という基本方針があり、本町もそれに呼応して、令和2年度までに整備すると町の障がい者(児)福祉計画にも位置づけていました。年々ニーズが増加しているにもかかわらず、児童福祉支援センターを整備するための調査費を計上するなりの町の主体的な姿勢が見えません。  第3に、既存の制度の見直しに対する説明姿勢であります。  制度見直しにおいては、現状制度の分析や課題分析をきっちりと行い、一定の手続を経て改善していくべきです。生活文教常任委員会が所管している範囲内でも、敬老祝金の減額や記念品作成の制度廃止などが場当たり的に行われています。  なお、記念品の作成とは、お子様の誕生を記念として、町内事業者との連携により、出生日から1年間有効の記念写真撮影券1万円相当を贈り、子どもの誕生を家族とともに祝福するという趣旨のものであります。  これまでの説明では、執行者は子ども誕生の記念品として保護者の皆様からはとても喜ばれ、評価が高い事業であるとし、継続的に実施されてきたものです。急に制度を廃止する十分な説明がなされていません。  最後に、道の駅移転整備事業は、本町の予算規模と比べて公費の負担部分が大きく、慎重に審議を尽くすべき事案であります。今般、温浴施設から屋外ふれあい広場へと大幅に事業内容や違約金負担で契約離脱が可能となるなど、条件が変更されているにもかかわらず、執行者の従前の答弁内容をほごにするという姿勢に対し、関連する予算を認めることはできません。  以上の点から、令和3年度猪名川町一般会計予算について反対いたします。議員諸氏の賛同をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(下坊辰雄君) 以上で通告による討論は終わります。  それでは、討論を終結いたします。  これより議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算を採決をいたします。  まず、福井澄榮君、岡本信司君、山下修君、山田京子君の連名で提出されました議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算の修正案についての採決をいたします。  この採決は起立によって行います。  本修正案に賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(下坊辰雄君) 起立少数であります。  よって、修正案は否決されました。  次に、原案について採決をいたします。  原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(下坊辰雄君) 起立多数であります。  よって、議案第3号 令和3年度猪名川町一般会計予算は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号 令和3年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第5号 令和3年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第6号 令和3年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第7号 令和3年度猪名川町奨学金特別会計予算、議案第8号 令和3年度猪名川町水道事業会計予算、議案第9号 令和3年度猪名川町下水道事業会計予算、以上6議案の討論に入ります。  討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) 討論は終結します。  これより議案第4号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第9号、以上6議案を一括して採決します。  本案についての委員会審査報告は、いずれも原案のとおり可決すべきと決したということでございます。  お諮りします。以上6議案は、委員会審査報告のとおり決することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) 異議なしと認めます。  よって、議案第4号 令和3年度猪名川町国民健康保険特別会計予算、議案第5号 令和3年度猪名川町介護保険特別会計予算、議案第6号 令和3年度猪名川町後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第7号 令和3年度猪名川町奨学金特別会計予算、議案第8号 令和3年度猪名川町水道事業会計予算、議案第9号 令和3年度猪名川町下水道事業会計予算、以上6議案は、原案のとおり可決されました。  ただいまから11時20分まで休憩します。                 午前11時13分 休憩                 午前11時20分 再開 ○議長(下坊辰雄君) 休憩を閉じ、会議を再開をいたします。              ──────────────── ◎日程第2 議案第27号 ○議長(下坊辰雄君) 日程第2 議案第27号 町道路線の認定、変更及び廃止についてを議題とします。  本案は、去る2月24日の会議において、総務建設常任委員会に審査を付託しましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されております。お手元へ配付をしております。  総務建設常任委員長の報告を求めます。  総務建設常任委員長。 ○総務建設常任委員長(丸山 純君) それでは、総務建設常任委員会の委員長報告をいたします。  総務建設常任委員会は、去る3月8日、9日及び11日に委員会を開き、本委員会に付託されました議案第27号 町道路線の認定、変更及び廃止についてを審査いたしました。  その審査概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告をいたします。  まず、現地視察で、柏原14号線を上がり、天文台から最終柏原1号線まで下りてきたが、今回柏原14号線が町道になった場合に一方通行にして回してくるようにできないのかとの質疑に対して、今回町道認定するが、一方通行などの規制については、公安委員会や警察が規制をかけないと法規制はかからない。柏原14号線については、個人の所有地も多くあり、今後大野山の活性化に取り組む中で交通量が増えるなどの状況になれば協議をすることになるとの答弁がありました。  その後、本案について採決を行い、全会一致で別紙委員会審査報告書のとおり、可決すべきものと決しました。以上で総務建設常任委員会の委員長報告といたします。 ○議長(下坊辰雄君) 委員長報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) それでは、質疑は終結します。  次に、議案第27号 町道路線の認定、変更及び廃止についての討論に入ります。  討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) それでは、討論は終結します。  これより、議案第27号を採決します。  本案については、委員会審査報告は、原案のとおり可決すべきと決したということでございます。  お諮りします。本案は、委員会審査報告のとおり可決することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) 異議なしと認めます。  よって、議案第27号 町道路線の認定、変更及び廃止については、原案のとおり可決されました。              ──────────────── ◎日程第3 議案第17号〜議案第25号、議案第28号 ○議長(下坊辰雄君) 次に、日程第3 議案第17号 猪名川町予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する等の条例の制定について、議案第18号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正について、議案第19号 猪名川町福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第20号 猪名川町介護保険条例の一部改正について、議案第21号 猪名川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第22号 猪名川町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第24号 猪名川町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第25号 猪名川町火災予防条例の一部改正について、議案第28号 猪名川町介護保険条例の一部改正について、以上10議案を一括して議題といたします。  本案は、去る2月24日の会議において、生活文教常任委員会に審査を付託しましたが、その審査が終わり、委員会審査報告書が提出されましたので、お手元へ配付をしております。  生活文教常任委員長の報告を求めます。  生活文教常任委員長。 ○生活文教常任委員長(加藤郁子君) それでは、生活文教常任委員会の委員長報告をいたします。  生活文教常任委員会は、去る3月12日、15日に委員会を開催し、本委員会に付託されました議案第17号 猪名川町予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する等の条例の制定について、議案第18号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正について、議案第19号 猪名川町福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第20号 猪名川町介護保険条例の一部改正について、議案第21号 猪名川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第22号 猪名川町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第24号 猪名川町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第25号 猪名川町火災予防条例の一部改正について、議案第28号 猪名川町介護保険条例の一部改正についての10議案の審査を行いました。  この審査の概要について、各委員からの質疑と執行者の答弁を中心に報告いたします。  初めに、議案第17号 猪名川町予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する等の条例の制定についてであります。
     まず、4月下旬頃から始まるコロナワクチンの関係は本条例に含まれているのかとの質疑に対して、救済制度に係る予防接種は予防接種法第15条の規定に基づくもので、コロナワクチンの予防接種は本規定が適用されるとの答弁がありました。  次に、日額報酬で予防接種健康被害審査会は8,000円、予防接種健康被害調査委員会は1万500円となっていた理由はとの質疑に対して、当時、川西市と本町との申合せがあり川西市の審査会の基準として1万500円を提示されたことから、協議の結果、1万500円となった。なお、審査会の8,000円は、申合せがなかったため、猪名川町の委員会や審査会の基準で8,000円となっていたとの答弁がありました。  次に、議案第18号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正についてであります。  まず、お金で渡す方法も1つだが、敬老をお祝いする意味で記念品を渡す考えはとの質疑に対して、記念品としては、国から100歳を祝う感謝状と銀杯、県から感謝状と焼き物が各高齢者に届くようになっている。また、近隣では5,000円のカタログギフトを贈っているところもあるが、自由度のある現金のほうがいいと判断したとの答弁がありました。  次に、提案理由の中に高齢者の多様な行政需要に対応するためには、一律に支給する敬老祝金ではなく、具体的な支援事業への移行が必要と考えていると書かれているが、具体的な支援事業とはとの質疑に対して、高齢者の外出支援として、1,000万円を超える予算を計上し、令和3年度から実施を考えているとの答弁がありました。  次に、議案第21号 猪名川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。  まず、主任介護支援専門員を管理者にするということだが、本条例改正により猶予されるということか。また、近隣も同様かとの質疑に対して、現在規定では、令和3年3月31日までに届け出された事業所は3月31日までが努力義務だったが、令和9年3月31日まで延長になった。令和3年4月1日からは主任介護支援専門員でなければならないが、やむを得ない場合は介護支援専門員を管理者とできるというのが加わったということになる。全国でこの法律は適用となるとの答弁がありました。  次に、町内で該当する事業所は何か所あるのかとの質疑に対して、町内では11事業者あり、介護支援専門員は約32名で、うち主任介護支援専門員は11名以上いるとの答弁がありました。  次に、人権の擁護、虐待の防止については、施行が令和6年末までの猶予期間があるとのことだが、重要な問題であり、施行を早めることはできないのかとの質疑に対して、施行の期間は国の基準で設けられており、各事業所が規則に盛り込むため、準備期間として設けられているものとの答弁がありました。  次に、議案第24号 猪名川町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正についてであります。  非常災害対策の条文に規定する指定介護予防認知症対応型通所介護事業者が実施する訓練の確認方法はとの質疑に対して、認知症のグループホームである、せいふう北田原が、今回通所サービスを行うことから対象となる。訓練の確認は、町が実態調査の検査を県と一緒に行う際に事業者からの報告で確認する予定としているとの答弁がありました。  次に、議案第25号 猪名川町火災予防条例の一部改正についてであります。  まず、今後、急速充電設備の普及が進むと考えるが、町内で何か所ぐらい想定してるのかとの質疑に対して、現在関連事業者等の問合せはなく、町内で1か所、2台設置している状況。現在、電気自動車の普及は約1%以下であり、その普及に合わせて、急速充電設備の設置も進められていくものと考えているとの答弁がありました。  次に、白金に2台あるとのことだが、改修は事業者負担か。何か補助はあるのかとの質疑に対して、今回改修の必要はない。急速充電設備を設置する場合には国の補助金制度があるとの答弁がありました。  なお、議案第19号、議案第20号、議案第22号、議案第23号、議案第28号の質疑はありませんでした。  次に、討論についてであります。  議案第18号 猪名川町敬老祝金の一部改正についての反対討論として、見直しの背景は財政的課題ではなく、周辺都市とのバランスとの理由であった。近年、高齢者の福祉サービスの見直しが目立っている。全国的にも本町の金額は多額ではない。100歳という大きな節目を祝う祝金は、現在の額を維持したいと考えていることから、反対であるとの討論がありました。  その後、採決を行い、議案第18号については、賛成多数により、その他9議案については、いずれも全会一致で別紙委員会審査報告書のとおり、可決すべきものと決しました。  以上で生活文教常任委員会の委員長報告といたします。 ○議長(下坊辰雄君) 委員長報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) それでは、質疑は終結します。  これより、議案第18号 猪名川町敬老祝金の一部改正についての討論に入ります。  討論の通告がありますので、反対者の発言を許します。  岡本君。 ○6番(岡本信司君) 議案第18号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正について、反対の立場から討論します。  本条例は、高齢者に対し、敬老祝金を支給することにより、多年にわたり社会に尽くしてきた高齢者を敬愛し、長寿を祝うとともに、その福祉の増進に寄与することを目的としています。具体的には、100歳という人生にとって大きな節目を祝金で町を挙げてお祝いをするものであります。また、平成31年の改正で敬老祝金は大幅に見直され、唯一残された敬老祝金、100歳の祝金であります。  今回の見直しは、敬老祝金を3万円から1万円と変更する大きな見直しです。今回の見直しの背景には、執行者からの説明にあったように、敬老祝金3万円を維持することが決して財政的な課題があるというものではなく、周辺都市とのバランスを考えたとの理由でありました。  近年、本町において、高齢者の福祉サービスの見直しが目立っております。全国的に目を転じますと、本町の金額が決して多額というわけではありません。私は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた高齢者に対し、100歳という大きな節目を祝う祝金については、本町の主体性を持って、現在額3万円を維持すべきであると考えております。  よって、改正案に反対するものであります。議員諸氏の賛同をお願いいたします。 ○議長(下坊辰雄君) 次に、賛成者の発言を許します。  井戸君。 ○2番(井戸真樹君) 私は、猪名川町敬老祝金条例の一部改正について、賛成の立場で討論させていただきます。  敬老祝金については、昭和46年に制度化をされ、その後、様々な変遷をたどり、平成28年に100歳到達の方に3万円を支給する現行の制度となり、5年が経過いたしました。この敬老祝金は、多年にわたり社会に尽くしてこられた高齢者に敬意を表し、長寿を祝うとともにその福祉の推進に寄与することを目的としているところであります。町では、高齢社会を迎え、高齢者支援は介護、医療など多岐にわたって行われ、予算における民生費の割合は3割を占めるに至り、福祉関係の予算は増加の一途をたどり、現金支給などの施策は定期的に検討する必要があると考えます。  このたびの条例改正案による敬老祝金の額を3万円から1万円に改正することは、その検証結果によるものであると理解をし、賛成をするものであります。  しかしながら、昨今の社会情勢は、これまで経験したことのない新型コロナウイルス感染症による感染防止対策による不要不急の外出自粛等の徹底により日常の生活も大きく制限され、高齢者の身体を虚弱化させていないかと危惧するところであります。  さきの一般質問での答弁では、ようやく新年度には重症化のおそれがある65歳以上の希望される高齢者からのワクチン予防接種が始まり、注意が必要であるものの、外出が可能となることも予測できるところであります。日常生活に潤いや活力を取り戻すきっかけとなるよう、高齢者を対象として時限的にでも新たな外出支援対策を講じていただくよう進言をし、賛成討論とさせていただきます。議員各位の賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(下坊辰雄君) 次に、反対者の発言を許します。  山田君。 ○8番(山田京子君) 議案第18号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正、100歳の方への敬老祝金3万円を1万円に減額する案に反対の立場で討論いたします。  本条例は、平成27年12月議会において、77歳、88歳の方への給付を廃止し、100歳の方に3万円を給付することに変更されました。当時、今後の急速な高齢者数の増加が経費の増加に直結することなどが理由で、100歳の方へ3万円を給付することになりました。今回のお祝金3万円を1万円に減額することについての常任委員会での審議では、令和2年度の対象者は8人で24万円だったとのことで、大きな支出ではないとし、お祝いは金額の多寡ではなく、減額理由は、近隣自治体と照らし合わせ同程度にするとのことでした。近隣自治体と同等にする具体的理由もなく、本町の独自性もなく減額することに疑問を感じております。議員各位もご高齢の皆さんを敬う気持ちは同じだと思います。ぜひご賛同いただきますよう切望いたしまして、反対の立場からの討論とさせていただきます。 ○議長(下坊辰雄君) 以上で通告による討論は終わりました。  それでは、討論は終結します。  これより議案第18号を採決します。  採決は起立によって行います。  本案についての委員会審査報告は、原案のとおり可決すべきと決したということでございます。  お諮りします。本案は、委員会審査報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                 〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(下坊辰雄君) 起立多数であります。  よって、議案第18号 猪名川町敬老祝金条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号 猪名川町予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部改正をする等の条例の制定について、議案第19号 猪名川町福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第20号 猪名川町介護保険条例の一部改正について、議案第21号 猪名川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第22号 猪名川町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第24号 猪名川町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について議案第25号 猪名川町火災予防条例の一部改正について、議案第28号 猪名川町介護保険条例の一部改正について、以上9議案の討論に入ります。  討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) それでは、討論は終結します。  これより議案第17号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第28号、以上9議案を一括して採決します。  本案については、委員会審査報告は、いずれも原案のとおり可決すべきと決したということでございます。  お諮りします。以上9議案は、委員会審査報告のとおり決することにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) 異議なしと認めます。  よって、議案第17号 猪名川町予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する等の条例の制定について、議案第19号 猪名川町福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第20号 猪名川町介護保険条例の一部改正について、議案第21号 猪名川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第22号 猪名川町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第23号 猪名川町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第24号 猪名川町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第25号 猪名川町火災予防条例の一部改正について、議案第28号 猪名川町介護保険条例の一部改正について、以上9議案は、原案のとおり可決されました。              ──────────────── ◎日程第4 常任委員会の閉会中の継続調査について ○議長(下坊辰雄君) 日程第4、常任委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。  各常任委員会の所管事務について、それぞれ委員長より、猪名川町議会会議規則第75条の規定により、お手元に配付しています継続調査申出書のとおり、閉会中の継続調査をしたい旨の申出があります。  お諮りします。各委員長により申出のとおり、それぞれの閉会中の継続調査に付すことにご異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) ご異議なしと認めます。  よって、各委員長より申出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決しました。              ──────────────── ◎日程第5 議会運営委員会の閉会中の継続調査について ○議長(下坊辰雄君) 日程第5、議会運営委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。  議会運営委員長より、猪名川町議会会議規則第75条の規定により、お手元に配付しています継続調査申出書のとおり、閉会中の継続調査をしたい旨の申出があります。  お諮りします。委員長より申出のとおり、閉会中の継続調査に付すことにご異議はありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下坊辰雄君) 異議なしと認めます。よって、委員長より申出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。              ──────────────── ○議長(下坊辰雄君) 以上、本日の日程は全て終了いたしました。  会議を閉じます。  第404回猪名川町議会定例会を閉会します。                 午前11時51分 閉会 ◎教育長あいさつ ○教育長(中西正治君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げます。  平成27年4月、新しい教育委員会制度のスタートとともに教育長を拝命して以来、2期6年が経過しようとしておりますが、さきの2月24日定例会におきまして、議員各位の選任同意をいただき、引き続き教育長を務めさせていただくことになりました。  猪名川町教育振興基本計画に掲げた「未来を描き 未来を拓く猪名川の教育」という基本理念の下、コロナ禍にあってもふるさと猪名川を愛し、志高く夢に挑戦し続け、共生し、自立する力を培う教育を推進するため、教育行政の責任者として誠心誠意を尽くしてまいります。  議員の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 町長あいさつ ○町長(福田長治君) 本日第404回議会定例会の閉会にあたりまして、一言お礼とごあいさつを申し上げます。  議員各位におかれましては、2月24日から本日までの31日間の長きにわたり、令和3年度一般会計予算をはじめといたします諸議案につきまして慎重に審議をいただき、全ての議案を原案どおり可決、承認を賜り、誠にありがとうございました。  議案審議を通じて賜りました数々のご意見は、今後十分に検討の上、町政運営の中で努力してまいる所存でありますので、議員各位のさらなるご支援を賜りますようお願いを申し上げます。  令和3年度の予算について承認をいただいたところでございますが、その中で町内でのイベントなどの実施につきましては、周囲の状況を確認をしながらではありますが、住民の皆様の楽しみが1つでも増えるよう、今後取り組んでまいりたいと思います。  令和3年度は、物流拠点施設の稼働が予定されております。施政方針でも述べておりますが、「小さくても輝くまち」また「つながりと挑戦 幸せと笑顔あふれるまち 猪名川」となるよう、町施策を推進するため、職員が一丸となり取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
     さて、新型コロナウイルス感染予防対策といたしまして取り組まれてきた1都3県での緊急事態宣言もようやく解除されたところでありますが、まだまだ予断を許さないところでございます。そして、新型コロナウイルスワクチン優先接種に向けた対応スケジュールも、医師会等のご協力もいただきながら、高齢者の方々より順次接種できる運びとなりましたが、そうしたことから、高齢者の方々のワクチン接種完了時点で、現在までの外出自粛要請から一転、健康維持のための外出機会のきっかけづくりをと考えておりましたところ、本年3月17日につけまして、生活文教常任委員会有志一同として、池上議員、井戸議員、加藤議員、古東議員、中島議員、南議員より申入れ書提出をしていただきました。  その内容につきましては、昨今の社会情勢を鑑みますと、新型コロナウイルス感染症が昨年から拡大をし、令和2年4月7日から延長を経て、5月25日に解除、令和3年1月13日から、また延長を経て3月1日に解除と2度にわたる緊急事態宣言によりまして、不要不急の外出自粛等の徹底により日常生活も大きく制限され、高齢者の身体を虚弱化されていないかと危惧するところでございます。これまで経験したことのないウイルス感染症に対しまして、ようやく新年度には重症化のおそれのある高齢者からワクチン予防接種が始まり、注意が必要ではあるものの外出が可能となることも容易に予測できるところでございます。  そこで、高齢者を対象とした新型コロナウイルス感染症ワクチンの予防接種が終了し、免疫効果が発揮され、これまでの自粛生活から解放されるタイミングで、離れたご家族やご友人などと再会、日常生活に潤いや活力を取り戻すきっかけとなるよう、高齢者を対象とした新たな外出支援策を講じていただくよう申入れを受けたところでございます。  猪名川町といたしましても、健康長寿のまちであり、また、健康寿命も男女とも県下1位であります。このことは猪名川町としての誇りであり、今後もさらに健康で長生きをしていただく取り組みは、私の政治理念でもあるところでございます。  以上申し上げましたことを新年度新たな施策として、高齢者を対象とした新型コロナワクチン接種完了時点で70歳以上の方を対象に、お一人1万円の給付金制度を立ち上げ、来る本年6月議会に補正予算を上程することといたします。  結びにあたり、寒暖の差が激しい時期ではありますが、議員各位におかれましても健康に十分ご留意いただき、本町発展のためにこれからもご支援、ご協力、そしてさらなるご活躍をいただきますことをご祈念申し上げ、今期定例会の閉会にあたりましての御礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 ◎議長あいさつ ○議長(下坊辰雄君) 第404会猪名川町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。  今期定例会は、2月24日の開会以来、本日まで31日間にわたり、新年度予算など町政当面の諸案を審議してまいりました。十分な審査を経て議決いただきましたこと、議員各位をはじめ、理事者各位に対し、深く感謝申し上げます。  新年度予算には、新型コロナウイルス感染対策やコロナ禍での町民への生活支援をはじめ、子育てやまちづくりなど、様々な施策も盛り込まれています。理事者各位には、今期定例会において、議員各位より表明されました意見など尊重され、新年度予算の各施策の実施にあたっては十分に留意されますことを切にお願いするところでもございます。  いまだ猛威を振るう、住民の生活を脅かす新型コロナウイルスですが、ワクチンの接種や住民のたゆまぬ感染予防の努力により、必ずやかつての穏やかな猪名川町の日々に戻るものと確信しております。  結びに、議員各位、理事者におかれましては、くれぐれもご自愛の上、本町のますますの発展のため、一層のご活躍をされますことを祈念いたしまして、私の閉会のあいさつといたします。本日は大変ご苦労さまでございました。                   署     名  この会議録の正当なることを認め署名する。     猪名川町議会議長   下 坊 辰 雄     猪名川町議会議員   丸 山   純     猪名川町議会議員   中 島 孝 雄     猪名川町議会議員   池 上 哲 男...